アットホーム調べ
2019年首都圏賃貸
成約数4年連続の減少
賃料も上昇基調に一服感
アットホームは、首都圏2019年の年間の居住用賃貸物件の成約賃料・成約件数をまとめた。
それによると、首都圏平均の成約賃料はマンションが8.72万円(前年比0.8%下落)、アパートが6.14万円(同2.8%下落)となった。
エリア別に見ると、マンション賃料は埼玉県を除いて落ち込んでおり、東京23区は9.98万円(前年比0.1%下落)、都下が7.16万円(同1.8%下落)、神奈川県が7.67万円(同1.3%下落)、埼玉県が6.88万円(同2.2%上昇)、千葉県が6.73万円(同2.7%下落)となった。
アパートの賃料は全エリアで下落した。
東京23区は7.21万円(前年比3.5%下落)、都下が5.76万円(同3.4%下落)、神奈川県が5.95万円(同1.5%下落)、埼玉県が5.26万円(同0.2%下落)、千葉県が5.07万円(同5.1%下落)となった。
マンション・アパート別の前年比推移では、いずれも14年を境に上昇に転じているものの、18年まで2年連続で拡大していた上昇幅が鈍化した。
成約件数は19万8315件(前年比11.7%減)だった。
エリア別に見ると、東京23区は8万7930件(同14.1%減)、都下が1万7304件(同10.0%減)、神奈川県が5万4196件(同8.6%減)、埼玉県が1万9205件(同4.9%減)、千葉県が1万9680件(同16.0%減)となった。
4年連続のマイナスで、全エリアでのマイナスは 2年連続。
特に東京23区の不調が顕著で全体のマイナス幅も拡大した。
※週刊住宅タイムズ より