東日本不動産流通機構(東日本レインズ、山代裕彦理事長)は2019年の流通動向をまとめた。
それによると首都圏は、昨年1年間に中古マンションの成約件数が2年ぶりに前年を上回り3万8109件と過去最高を更新した。
初めて3万8000台に乗せた。
都県・地域別に見ると、東京都と横浜川崎エリアで前年を上回った。
成約価格の平均は3442万円(前年比3.3%上昇)で1平方メートル当たり単価と同様に7年連続で上昇した。
単価は過去7年で40%上昇。
都県・地域別では神奈川県他エリアを除いて上がった。
3000万円を超える価格帯が成約数を増やしている。
新規の登録件数は前年を下回ったものの2年連続で20万件を超える高い水準を維持し単価・価格ともに6年連続で上昇した。
中古戸建ての成約件数は1万3037件(前年比2.5%増)と3年ぶりに前年を上回り、千葉・神奈川県を除いて増えた。
成約価格は首都圏平均3115万円(同0.9%下落)で5年ぶりに落ち込んだ。
新規登録数は7万2525件(同7.9%増)と3年連続で前年を上回った。
全域で増えて2008年以来11年ぶりに7万件を超えた。
新規登録価格は3827万円(同0.6%下落)で2年連続で落ち込んでいる。
土地取引の成約数は5827件(前年比2.3%減)だった。
東京都と千葉県を除く各県・地域で前年を下回った。
成約価格の平均は2897万円(同0.3%下落)で1平方メートルあたり単価とともに4年ぶりに前年の水準を下回った。
一方、新規登録数は5万8343件(同17.5%増)と大幅に増えて2年連続で前年を上回った。
登録価格は3279万円(同2.2%上昇)と5年連続で上がり、単価も4年連続で前年を上回った。
※週刊住宅タイムズ より