プレ協 住宅完工戸数実績
コンクリート系
2年連続増加
鉄鋼系は減少
プレハブ建築協会(芳井敬一会長)は2018年度のプレハブ住宅完工戸数実績と生産能力調査報告書をまとめた。
対象全70社から回答を得た。
18年度のプレハブ住宅完工総数は15万858戸(前年度比5.5%減)で、全着工戸数に対するプレハブ住宅比率は15.8%(同1.1㌽減)で、14年度に17.8%を占めて以降、漸減している。
プレハブ生産能力は、生産工場数が140工場(同7.7%増)、戸数が29万7903戸(同2.4%増)だった。
一方、稼働率は50.6%(同4.3㌽減)だった。
構造別完工戸数は、木質系が1万8786戸(前年度比増減なし)とほぼ横ばいで推移。
そのうち低層戸建は1万2695戸(前年度比9.1%増)、中高層戸建は488戸(同33.7%増)、中高層共同住宅は814戸(同42.8%増)と増加。
一方、低層共同住宅は4789戸(同22.9%減)と減少した。
鉄鋼系は12万1815戸(同8.2%減)と2年連続で減少した。
そのうち中高層戸建は2334戸(前年度比0.4%増)に微増したほかは、低層戸建は3万6361戸(同2.8%減)、低層共同住宅は3万4220戸(同17.7%減)、中高層共同住宅は4万8900戸(同4.8%増)と減少した。
一方、コンクリート系は1万257戸(同25.6%増)と2年連続で増加。
そのうち、低層戸建住宅は396戸(同0.3%増)、中高層戸建住宅は78戸(同30.0%増)、中高層共同住宅は9616戸(同28.6%増)に伸長した一方、低層共同住宅は167戸(同28.6%減)だった。
賃貸住宅の完工戸数は7万8707戸(前年度比23.5%減)で、全賃貸住宅着工戸数に対するプレハブ賃貸住宅の割合は20.2%(同2.0㌽減)だった。
そのうち、木質系は2565戸(同2.9%増)、鉄鋼系は7万4114戸(同13.7%減)、コンクリート系は2028戸(同24.4%)だった。
※週刊住宅タイムズ より