首都圏
マンション成約好調
東日本レインズ
中古住宅流通
23区戸建て価格下落
東日本不動産流通機構(東日本レインズ、山代裕彦理事長)は、不動産流通市場の7月の動向をまとめた。
それによると、首都圏の中古マンション成約件数は前年比で3.0%増加し、3233件となり6月に続いて前年同月を上回った。
1平方㍍当たりの成約単価は前年比で2.6%上昇し、成約価格も3442万円(同2.4%上昇)とともに6カ月連続で1年前の水準を上回った。
在庫件数は、4万7480件で前年比3.7%増加し、50カ月続けて1年前の水準を上回っている。
前の月との比較でも1.1%増えた。
エリア別に成約件数を見ると、東京23区は1408件(前年比5.5%増)と6カ月連続で前年同月を上回り、横浜・川崎市が574件(同6.7%増)、神奈川県他が209件(同7.9%減)だった。
埼玉県は350件(同0.9%増)、千葉県が354件(同4.3%増)となった。
千葉県と神奈川県他を除く各地域が前年比で増加した。
首都圏の中古戸建て住宅は、成約件数が1158件(前年同月比2.7%減)と9カ月ぶりに1年前の水準を割り込んだ。
成約価格は3168万円(同1.8%下落)と4カ月ぶりに前年同月を下回ったものの前月比では上昇した。
在庫件数は、2万1932件で前年比12.3%と2桁の増加となり、26カ月連続で増えている。
在庫価格は3725万円と1年前の同じ時期に比べて2.1%上昇している。
エリア別で成約数を見ると、東京23区が211件(前年同月比1.4%増)となり、多摩も159件(同8.9%増)だった。
横浜・川崎市は185件(同9.8%減)、神奈川県他は同16.7%減と2桁落ち込んで130件となった。
埼玉県は236件(同6.8%減)、千葉県が237件(同6.7%減)だった。
地域別の価格は、東京23区が5335万円となり、前年比10.8%と2桁落ち込んだ。
多摩も3096万円(同8.9%下落)だった。
横浜・川崎市は4026万円(同5.9%上昇)となり、神奈川県他も2660万円(同3.9%上昇)となった。
埼玉県も2177万円(同1.2%上昇)、千葉県が1883万円(同8.0%上昇)だった。
※週刊住宅タイムズ より