東日本レインズ 4~6月期動向
マンション成約過去最高
戸建ても4四半期連続で増やす
東日本不動産流通機構(東日本レインズ、山代裕彦理事長)は、中古マンションと中古戸建ての4~6月期の不動産流通市場の動向を発表した。
首都圏の中古マンションの成約件数は9679件と前年比で3.6%増加し、3期連続で前年同期を上回り、4~6月期の件数としては1990年5月の機構発足以降、過去最高となった。
1平方㍍当たりの成約単価は前年比1.9%上昇し、13年1~3月期から26期連続で前年同期を上回った。
成約価格も前年比1.0%上昇し12年10~12月期から27期連続で前年同期を上回った。
エリア別で見ると、成約件数は埼玉県を除く各地域が増加し、神奈川県他は5四半期連続、多摩は4四半期連続で前年同期を上回った。
1平方㍍当たりの成約単価は横浜・川崎市と千葉県を除く各地域が前年比で上昇し、東京23区は13年1~3月期から26四半期連続、埼玉県は14年7~9月期から20四半期連続で前年同期を上回った。
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中古戸建ては、4~6月期の成約件数は前年比3.9%増加し、4期連続で前年同期を上回った。
成約価格は前年比0.7%上昇と、ほぼ横ばいながら3期ぶりに前年同期を上回った。
エリア別での成約数は、横浜・川崎市と神奈川県他を除く各地域が前年比で増加し、多摩と千葉県は3四半期連続で前年同期を上回った。
成約価格は東京23区と横浜・川崎市、埼玉県が前年比で上昇し、東京都区部は7期連続、埼玉県は6期連続で前年同期を上回り、横浜・川崎市も6期ぶりに前年同期を上回った。
※週刊住宅タイムズ より