東京カンテイ
首都圏は強含み傾向
木造戸建て住宅
6月価格動向
特殊要因で大阪2桁上昇
東京カンテイは7月11日、主要都市圏・主要都市別に中古木造戸建ての価格推移を発表した。
首都圏を見ると、全体的には強含み傾向に転じ始めており、6月の平均は3351万円(前月比4.1%上昇)と4カ月ぶりに反転上昇した。
都県別では、東京都が同6.1%上がり5445万円と3カ月ぶりに反転。
神奈川県も3590万円(同3.4%上昇)で上げに転じた。
千葉県は2092万円(同3.0%下落)と3カ月連続で落ち込んだ。
埼玉県は2415万円(同1.1%上昇)だった。
都市部別で見ると、都市中心部で上昇に転じたが相模原市や千葉市で下落となって6月は大都市中心部から回復する動きが見られる。
東京23区は9559万円(前月比8.3%上昇)し、都下が3494万円(同0.5%上昇)とそれぞれ3カ月、2カ月連続で上昇した。
横浜市は4258万円(同4.8%上昇)し、川崎市は4315万円(同3.4%下落)、相模原市は2579万円(同4.4%下落)となった。
千葉市は2281万円(同6.9%下落)、さいたま市は3453万円(同3.6%上昇)だった。
近畿圏(2府4県)の平均価格は2649万円(前月比4.3%上昇)と2カ月連続で上昇した。
主要府県別で見ると、大阪府は2697万円(同2.4%上昇)、兵庫県も2668万円(同2.5%)と連続で上がった。
京都府は同9.8%と大幅上昇し3630万円と反転した。
主要都市別では、近畿圏は神戸市のみ落ち込んだ。
大阪市は同10.5%と2桁上昇し、4849万円と2カ月連続で上昇した。
同社では、大阪市の上昇について一時的な土地面積の拡大によるものだと分析する。
京都市は4838万円(同4.2%上昇)となった。
堺市は2951万円(同5.6%上昇)だった。
一方、神戸市では同11.3%と大幅に下げて2479万円と3カ月ぶりに落ち込んだ。
このほかの都市圏では、名古屋市が3769万円と前月比5.3%上昇し、福岡市が3273万円(同9.2%上昇)となった。
※週刊住宅タイムズ より