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観光白書 インバウンド 地方に波及

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カテゴリ:不動産市況
観光白書

旅行者 消費額6年で4.2倍

インバウンド 地方に波及









観光庁が6月21日に公表した観光白書によると、2018年の訪日外国人旅行者数は、前年度よりも8.7%多い3119万人と初めて3000万人を超え、その消費額は4兆5189億円だった。


白書は、経済効果は大都市のみならず、地方にも波及し、すそ野が広がってきていることに言及。


リピーターの増加で、地方を訪れる外国人旅行者が増え、地方部でのインバウンド消費額も年々増加している。


特に地域ならではの体験をする「コト消費」が消費額全体を押し上げている。



「爆買い」から「コト消費」



外国人旅行者数は、ビザ発給制度の緩和、免税制度の拡充などもあって、6年連続で過去最高を更新した。


アジア諸国の経済発展による所得向上を背景に世界的に旅行者数が増加していることもある。



外国人旅行者による消費から日本人旅行者が海外で消費した額を差し引いた「旅行収支」は15年に黒字に転じ、18年は約2.4億円に拡大した。



12年と比較すると外国人旅行者数は3.7倍、消費額は4.2倍に増えた。



宿泊費は3.6倍と、外国人旅行者の伸びに近いが、娯楽サービス費は5.9倍と大きく増えた。


買い物代(4.6倍)や飲食費(4.4倍)も拡大した。



外国人旅行者の訪問先を見ると、12年には三大都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫)のみを訪問するケースが過半で、地方を訪れる割合は45.8%に過ぎなかった。


これが、15年には51.8%を超え、18年には57.7%へとさらに高まった。


人数で見ると、地方を訪問する旅行者は1800万人と、三大都市圏のみを訪れる人数(1319万人)の1.4倍だ。



経済効果も拡大



訪問先変化の背景の1つは「コト消費」。



「訪日前に最も期待していたこと」は、14年時点では「日本食を食べること」「ショッピング」を合わせて48.5%と半数近くを占めていた。


この割合が18年には40.4%に低下。


訪日前の期待は「スキー・スノーボード」「温泉入浴」「自然体験ツアー・農山漁村体験」「ゴルフやマリンスポーツなどその他スポーツ」と多様化した。


こうした「コト消費」を行う旅行者は、地方の訪問率が高く、スキー・スノーボードでは87.4%、温泉入浴では75.0%と、全体平均の54.3%を大きく上回る。



スキー・スノーボードを実際に体験した訪日客1人当たり旅行種出額は22.5万円と、体験なしの15.2万円を大きく上回る。



地方での消費額は増加し、15年から18年の3年間で1.6倍になり、その額は1兆326億円にまで拡大した。



スキー・スノーボード体験の有無で旅行者1人当たり支出の差、人数から推定すると経済効果は約650億人にのぼる。



「コト消費」は、1人当たりの旅行支出を高め、経済効果の引き上げが期待できるとする。



夜対応で長期滞在



沖縄県でのリゾートウエディング、高野山での宿坊体験、瀬戸内しまなみ海道でのサイクルツーリズムなど体験型コンテンツ、藍染めや桐下駄つくりを体験できる徳島県にし阿波エリアの伝統文化体験プログラム、多言語解説導入で来館者数を大幅に伸ばした日光東照宮の新宝物館といった歴史・伝統文化体験などの取り組みを紹介する。



一方で、滞在長期化、消費拡大に大きく影響するナイトタイムエコノミーコンテンツが不足していると指摘。


歴史ある商店街のパブガイド付き周遊ツアー、訪日外国人に人気な歴史文化施設の夜間営業といった海外の事例を紹介する。


日本でも、夜間の観光を楽しめるナイトタイムエコノミー推進が重要だとした。



週刊住宅タイムズ


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