価格、20年以降微減に
不動研、東京23区新築マンション中期予測
日本不動産研究所はこのほど、「東京23区のマンション価格と賃料の中期予測(2019上期)を公表した。
アットホームとケン・コーポレーションの事例データを基に同研究所が分析している住宅マーケットインデックスを活用して予測した。
それによると、新築マンション価格は「19年にやや上昇し、20年はほぼ横ばい。以降25年まで微減する」。
一方、新築マンション賃料は「20年まで上昇し、21年以降、25年まで微増で推移する」とした。
具体的に新築・標準タイプ(専有面積40~80平方㍍)で見ると、マンション価格は18年が1平方㍍当たり106.1万円と前年比7.3%も上昇したが、19年は10月の消費増税で上昇幅は縮小し、106.5万円(前年比0.4%上昇)にとどまる。
20年はほぼ横ばいの106.4万円(同0.1%下落)となった後、微減が続き、25年は102.4万円と見込んだ。
マンション賃料は18年が1平方㍍当たり月額3397円(前年比2.3%上昇)だったが、19年は3470円(同2.2%上昇)と同程度上昇。
20年も3515円(同1.3%上昇)と雇用者報酬や消費者物価などの動きを背景に上昇し、21年以降も微増が続く。
25年は3552円と予測している。
※週刊住宅タイムズ より