住宅着工 4月
分譲減速、9カ月ぶり前年割れ
持家は増加 全体で年93万戸ペース
国土交通省がまとめた4月の新設住宅着工戸数は、前年同月を5.7%下回る7万9389戸と5カ月連続して前年実績を下回った。
季節変動を考慮して年率戸数に換算すると93.1万戸と前月より5.8万戸低い水準だった。
持家が7カ月連続して前年を超えたが、分譲住宅が9カ月ぶりに前年実績を下回った。
貸家は2万9511戸と前年実績を大きく下回り、8カ月連続して減少した。
分譲住宅は戸建てが5カ月連続で増加したが、マンションは9カ月ぶりに減少した。
地域別にみると、首都圏は貸家の減少を持家がカバーしてほぼ前年並み。
中部圏は貸家と分譲住宅の減少が大きく全体では14.3%の大幅減。
近畿圏は持家が大きく伸びたが、貸家の減少が響き全体では11.2%減だった。
建築工法別では、プレハブが3カ月連続して増加。
一方ツーバイフォーは3カ月ぶりに減少に転じた。
※週刊住宅タイムズ より