住宅着工
18年度
2年ぶり増加の95万戸
分譲がけん引、貸家は減少
国土交通省がまとめた2018年度の新設住宅着工戸数は、前年度を0.7%上回る95万2936戸だった。
増加は2年ぶり。
新設住宅着工床面積は7657.3万平方㍍で、こちらも1%前年を上回った。
持家、分譲住宅が2年ぶりに増加した。
3年ぶりに増加したマンションが7.5%増と大きく伸びるなど分譲住宅の伸びをけん引した。
戸建ては4年連続で前年水準を超えた。
持家は2.0%の増加だった。
貸家は、4.9%少ない39万93戸で、2年連続の減少となった。
地域別では、首都圏は0.1%の微減。
分譲住宅と持家が伸びたが、貸家の減少をカバーできなかった。
近畿圏は分譲住宅が17.7%と大きく伸び、持家、貸家も増え、全体では6.6%の増加。
中部圏も同様に、分譲住宅がけん引し全体で6.0%伸びた。
その他地域は貸家の減少が大きく、全体で2.3%減だった。
建築工法別ではプレハブ、ツーバイフォーともに2年連続して前年を下回った。
3月の住宅着工
前年を10%上回る
3月の新設住宅着工戸数は7万6558戸で前年同月を10.0%上回った。
季節変動を考慮して年率戸数に換算すると98.9万戸と高い水準だった。
前年同月を上回るのは4カ月連続。
持家が6カ月連続、分譲住宅が8カ月連続して増えた。
特にマンションは69.5%増の高い伸びだった。
一方で、貸家が7カ月連続して減少した。
建築工法別ではプレハブ、ツーバイフォーともに2カ月連続して前年を上回った。
※週刊住宅タイムズ より