【住宅着工 9月】
貸家減少が続く
近畿圏はマンション好調
国土交通省がまとめた9月の新設住宅着工戸数は、8万1903戸と前年同月を1.5%下上回った。
季節変動を考慮して年率戸数に換算すると94.3万戸となり、前月よりも1.4万戸低い水準だった。
貸家が5.8%、持ち家がわずかに前年同月を下回った。
民間資金による貸家は16ヵ月連続で減少した一方で、公的資金による貸家が4ヵ月連続して増えた。
分譲住宅は、マンションが2か月連続、戸建ては6か月連続して前年を超えた。
首都圏では一進一退が続いているマンションは近畿圏で大きく伸び、4月からの半年では前年同期を34.8%上回る水準だ。
地域別では、
首都圏は分譲住宅が大きく伸び、持ち家も増えたが賃貸住宅が前年を割り込み、全体では0.5%の微増。
中部圏も同様で貸家の減少が響き、全体では同月前年並み。
近畿圏は持家が微増、貸家は9.1%、分譲住宅が15.8%伸び、全体でも10.5%増だった。
その他地域は、
持家、貸家、分譲住宅ともに前年同月を下回った。
建築工法別では前月に前年実績を超えたプレハブ、ツーバイフォーともに前年水準を下回った。
※週刊住宅タイムズ 抜粋