前年の反動、成約数6.1%減
賃貸8月首都圏、アットホーム
アットホームは9月21日、
首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の賃貸物件の成約件数と成約賃料の動向をまとめた。
8月の居住賃料の成約数は1万4080件で前年同月に比べて6.1%減少して3か月連続のマイナスとなった。
千葉県が再び減少に転じ、全エリアでマイナス。
ただ、東京23区や都下、千葉県の減少は前年増の反動によるとした。
新築物件は、マンションが再び減少となったもののシングル向けが6か月連続で増えている。
一方、アパートはシングル向けも減少に転じ3か月連続で減った。
一戸当たりの成約賃料(首都圏平均)は、マンションが8.91万円(前年同月比2.3%下落)で2か月連続、アパートが6.40万円(同2.1%下落)で3か月連続とともに下げた。
賃料指数では、前の月との比較で新築マンションが上昇し、中古はマンション・アパートともに低下した。
成約物件1戸当たり賃料指数の首都圏平均は、マンションは新築が前月比で再び上昇したものの、中古は3か月ぶりに低下した。
アパートは新築も中古も下落した。
面積帯別に見た成約件数は、
1年前との比較でマンションはカップル・ファミリー向けの減少が続いていたが、単身向けが好調で23区が再び増加に転じるなど4エリアが増加、首都圏全体では4ヵ月連続の増加となった。
アパートは、すべての面積帯で2か月連続の減少となった。
※週刊住宅タイムズ 抜粋