東京カンテイ「リセールバリューランキング」
職住近接を反映
中古マンション1位は「馬喰横山」
●首都圏 駅別 築10年中古マンションのリセールバリューランキング●
(順位/沿線名/駅名/リセールバリュー)
1位 都営地下鉄新宿線 馬喰横山 155.2%
2位 横浜高速鉄道みなとみらい線 みなとみらい 148.2%
3位 京成押上線 京成曳舟 145.3%
4位 JR京浜東北線 東神奈川 145.3%
5位 東京メトロ有楽町線 豊洲 144.2%
6位 都営地下鉄新宿線 岩本町 144.0%
7位 ゆりかもめ お台場海浜公園
8位 JR山手線 品川 137.2%
9位 東京メトロ銀座線 表参道 136.2%
10位 東京メトロ東西線 門前仲町 134.9%
11位 東京メトロ日比谷線 六本木 132.6%
12位 JR山手線 目黒 131.9%
13位 日暮里・舎人ライナー 赤土小学校前 130.7%
14位 東京メトロ丸ノ内線 本郷三丁目 129.9%
15位 東京メトロ日比谷線 人形町 129.2%
16位 東京メトロ東西線 九段下 129.1%
17位 東京メトロ日比谷線 神谷町 129.0%
18位 JR山手線 大崎 128.5%
19位 東京メトロ日比谷線 八丁堀 128.4%
20位 東京メトロ銀座線 虎ノ門 128.0%
21位 JR山手線 恵比寿 127.9%
22位 JR山手線 原宿 126.6%
23位 東京メトロ南北線 麻布十番 126.0%
24位 東急池上線 大崎広小路 125.6%
25位 東京メトロ丸の内線 淡路町 124.8%
26位 東京地下鉄三田線 白金台 123.9%
27位 都営地下鉄大江戸線 牛込神楽坂 123.7%
28位 JR京浜東北線 横浜 123.2%
29位 東京メトロ有楽町線 辰巳 122.8%
30位 東京メトロ半蔵門線 半蔵門 122.5%
東京カンテイはこのほど、築10年の中古マンションのリセールバリューについて調査した。
首都圏で693駅調べたところ、その平均値は91.5%と資産価値の目減りは1割程度にとどまっている。
対象物件の分譲当時は、ミニバブル期ピークの2008年より前だったことから、概ね価格高騰のあおりを受けていなかったことが分かった。
最もリセールバリューの高い駅は、都営地下鉄新宿線の馬喰横山の155.2%となった。
新築分譲時よりも5割以上も価格が上昇している。
新築時の坪単価は223万円とJR山手線の内側より割安な水準であったことと、近年の職住近接ニーズの高まりを反映したと同社では分析する。
トップ10に同様の理由で都営地下鉄新宿線の岩本駅(144.0%)や東京メトロ東西線の門前仲町駅(134.9%)などがあげられるとした。
今回の特徴としては、事業と人口の集積性や大規模開発によってこの10年間で街のポテンシャルが向上して新たな居住地へと変貌を遂げたエリアが上位にランクインしている。
※週刊住宅タイムズ 抜粋