成約減も価格強含み
東日本レインズ 中古マンション・戸建て
東日本不動産流通機構(東日本レインズ、瀬川信義理事長)は6月11日、首都圏5月の中古住宅の流通動向をまとめた。
それによると、中古マンションは、成約件数が2785件と前年同月比6.6%減少し、3か月ぶりに1年前の水準を下回った。
成約価格は3305万円(同4.2%上昇)で
2013年1月から65か月連続で前年同月を上回った。
マンションの在庫件数は4万5713件(同8.2%増)となり、36か月続けて前年同月を上回っている。
エリア別にみると、
東京区部の成約数は1137件(同7.9%減)
多摩が263件(同11.4%減)だった。
横浜・川崎市は514件、
神奈川県他が188件、
埼玉県が339件
千葉県が344件
とすべてのエリアで成約数を減らしている。
中古戸建住宅の状況も、首都圏全体としては価格上昇を伴うものの成約件数が減っている傾向が顕著となった。
成約件数は973件(前年同月比11.5%減)と5か月連続で前年同月を下回り、価格が9か月連続で上昇して3133万円(同3.1%上昇)だった。
地域別の成約価格では、
東京区部が4月に続いて上昇し5574万円(同8.7%上昇)、
多摩が3437万円(同4.3%上昇)と9か月連続で前年を上回った。
千葉も同4.6%上昇し1807万円だったものの、残りは1年前に比べて価格が下がっており、
横浜・川崎市が3739万円、
神奈川県他が2618万円、
埼玉県が1988万円だった。
エリア別に成約数を見ると、
東京区部が175件(同4.4%減)、多摩が142件(同22.0%減)
と大幅に下回った。
横浜・川崎市は136件
神奈川県他が122件
埼玉県が208件
千葉県が190件だった。
神奈川県他が同0.8%増えたものの、残りは落ち込んだ。
※週刊住宅タイムズ 抜粋